TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

ワーク進んでいますか?

期末考査が近くなると塾ではお決まりの問答が繰り返される。

 先生:「ワーク進んでいますか?」

生徒A:「大丈夫です。ほとんど終わっています。」

 先生:「あとどれくらいですか?」

生徒A:「あと2ページです。30分で終わります。」

このように答えてくれる生徒は心配ない。

 

しかし、次のような場合がある。

 先生:「ワーク進んでいますか?」

生徒B:「だいたいやってます。」

 先生:「あとどれくらいですか?」

生徒B:「もう、ちょっとです。」

 先生:「もうちょっとって、何ページですか?」

生徒B:「5ページか、10ページか…」

 先生:「5ページと10ページは全く違いますよ。」

生徒B:「どっちやったかな…たぶん10ページくらいかな…」

 先生:「では、いつ完成しますか?」

生徒B:「明日、いや、あさって…」

 この会話の続きは示さないが、当然、厳しく指導されることになる。

 

さて、経験の浅い先生は、追及が弱い。確信に触れないまま解放してしまう。生徒が「だいたいやっています。」と言った時点で、まずさを察知しないといけない。自分の学習したことを具体的にはっきりと言えないことが大問題なのである。更に、こういう生徒は言い訳も多く、言い逃れようとする。「しゃあないな」で済ませたら終わりである。ずっとなめられたままである。こういったことに慣れていてもしっかりと生徒を見て慎重に対応しないといけない。生徒の一言からどこまで読み取るか、そして、どのように対応するか。たいへん難しいのである。

 

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