likeの意味は「好き」だけではないことに拘ることの大切さ

A:This is a present for you. Here you are.

B:Thnak you. It's very nice. I like it.

 

この会話ならlikeは「私はそれが好きです。」と訳すと変ですよね。

この場合の自然な日本語は「気に入った。」と訳すほうがいいのですよ。

 

 私は、なるべくこういう自然な日本語を意識させるようにしているのですが、なかなか伝わりませんね。何度言っても、生徒は「好き」の訳語しか出てこないのです。しかし中3の上位の生徒であればこの自然な言葉遣いを普通に受け入れてくれますので嬉しいのですが、標準レベルの生徒はなかなかですね。結局これも学習姿勢の根本なのですが、likeをすべて「好き」で訳してしまう生徒は、自然な言葉遣いなどどうでもいいと思っているのですよ。どっちが自然な表現かを考えることには意味を感じていないのです。もしかしたら、そんなことは無駄とさえ思っているかもしれませんね。きっと面倒くさいのでしょうね。

 

 goodも同様ですね。更に訳語が増えますが、それほど難しくはありません。文全体や文脈で相応しい訳語がわかるのですよ。しかし、生徒は全て「良い」としかいいません。もちろん、私は全部訂正していきますよ。どれだけ鈍い生徒でも入試までにはきっちりと使えるようにはしていきますけどね。これも結構時間が掛かるのです。

 

 中学生の間は、このようなことが適当でもなんとかクリア出来ますよ。しかし、高校へ進学してからは、このでたらめな言葉の感覚では伸びません。自然な訳語を選ぶことができないようでは、微妙な違いに気がつくことも判断することも無理なのですよね。ですから、ある程度の年月をかけてこの「自然な言葉の感覚」を磨いていく必要があるのです。面倒臭がっていてはダメなのです。

 

 ちなみに、以前、映画を見ていて面白い発見があったのです。もちろん外国の映画です。何だったかは忘れましたが、次のような場面がありました。

 友達の家に招かれた少女が、初めて友達の父と顔を合わせたのですが、その後で、その少女が友達に対して、「I like your father.」と言ったのですよ。そのときに出た日本語の字幕がなんと「あなたのお父さん素敵ね。」だったのですよね。「好き」と「気にいる」ではなくて「素敵」と訳したのですよ。おもしろかったですね。勉強になりました。ところで、フェイスブックなどでの「いいね」もlikeです。

 

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