TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

本気を出すってわかりますか?

 テスト前、定期考査前はみな真剣になる。1週間前になると真剣さも加速し、娯楽を断ち我慢して、勉強に打ち込む。入試前ならもっとだ、特に入試三カ月前になると目つきも顔色も変わる。真剣な顔つきになって必死にやる。それが1か月前なら鬼気迫る雰囲気をまとい、その迫力にこちらも負けそうにさえなる。入試直前の受験生ほど真剣な人はいない。しかし、残念なことに全員が全員こんなに真剣になるわけではない。中には締まらない生徒もいて、そういう生徒は見事に滑る。「一番大事な時期にがんばれない」これは残念だ。3年~5年に一人、こういう生徒が現れる。中3になればだれもが真剣になるというわけではないのだ。「一番大事な時に頑張れない」これはあまりにも悲しすぎる。実はこういう生徒は中1中2の時に「必死に頑張る」や「本気になる」ということを経験していない。常に大事な場面あら逃げていたのだ。だから、必死で頑張るの意味が分からし、どうやっていいかも知らないのだ。いざその場面が来てもなかなか思うようにはいかない。なんとなくやっているふりをしているうちに月日は流れていく。もちろん注意もするい気合も入れるが、急にはうまくいかない。残念ながら不合格になって初めて気づくのだ。だから早めに塾へは通い、そういったことにも備えたい。「本気を出す」練習をしておきたい。「本気を出す」がどういうことなのかを経験しておきたいのである。

進学塾TETSU/奈良市富雄/0742-51-6400