TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

しんどいことは損?

「先生、この表は全部覚えた方がいいですか?」

 どの教科でも、教材に掲載されているポイントをまとめてある表は極めて重要です。もちろん、書いてあるものすべてが同じ重要度ではないですが、過去のテストで主題実績があるものや、問題を解く上で覚えておくべきものがまとめられているのです。ですから、全部を覚えるかどうかを悩むことはナンセンスであり、黙って表にまとめられたことを覚えればいいのです。

 

 しかし、素直に黙って覚える生徒ばかりではありません。このような疑問が真っ先に浮かぶ生徒もいるのです。だいたい、全部を覚えるべきかどうかを尋ねる生徒には、少しでも楽をしたいという思いがあります。「30個も覚えるのは嫌だ、できれば20個に絞り込みたい。」というような思いが根底にあるのです。言うまでもなくできない生徒の思考です。ですから、このできない生徒の姿勢が見えると厳しく指導します。できる生徒は「どうやれば、30個を効率よく覚えることができるだろうか…」と考えますからね、差は歴然としているのです。

 

できない生徒は次のような発想を常にしています。

たくさん覚える⇒時間がかかる⇒しんどい⇒損

 問題は言うまでもなく最後のという部分です。単純にしんどいことが損なのですよね。たくさん覚えておけば、テストで出る可能性もあるし、思考するときにはよりち密になるわけですから、圧倒的になわけですよ。それを損としか考えられないのは非常に残念ですが、その偏狭さができない生徒の特徴なのです。この性根の部分ができない生徒がいつまでも伸び悩む根本なのです。ですから、私はその根本にメスを入れます。そうでないとずっと伸び悩みますからね。でも、この部分の指導はなかなか長い道のりなのです。その生徒の性格の部分ですからね。

 

↓↓↓↓↓関連記事です。

kuri2013.hatenablog.com

 

f:id:kuri2013:20180807165044p:plain

進学塾TETSU/奈良市鳥見町/とりみ通り

中間考査がダメだった人は早めに相談してください。