先日の中1の授業でのことです。
ちょうど、その時は過去形をやっていたのですが、テキストに次の問題がありました。
I play shogi.(私は将棋をします。)を過去形の文にしなさい。
基本問題ですね。間違える方が難しい問題です。
言うまでもなく、解答はI played shogi.(私は将棋をしました。)となります。
しかし、ある生徒が書いた解答は次のようなものでした。
I play shogied.
shogied!!!
いやあ、びっくりしました。Shogekiでした
長年この仕事をやっていますけど、この種類の間違いは初めて見ました。
busy やhappyにedをつける間違いはまだわかるんですけどね、shogiは名詞ですからねこの時の衝撃は非常に大きかったですね。
自分の生徒でなければ珍解答として笑えるのですが、自分の生徒ですから笑ってる場合ではないのですよ。これがこの生徒の学力であり、自分の授業の成果なのですからね。しっかりと反省し、この現状を打破することを考えなくてはいけません。ただ、おわかりだとは思いますが、これは授業の仕方だけの問題ではありません。同じ授業を受けているのに、人とは違う間違いをするのですから、生徒自身にも問題があるわけです。話しの聞き方、記憶の仕方、問題の解き方、考え方…いろいろなところに他の生徒とは異なる部分があるはずなんですよ。それを突き止めないかぎり同じようなことを繰り返すのですよね。そして、それを意識しての授業の進め方や宿題の出し方などの変更をしていくと良い改善ができそうです。
ということですから、こういうことで悩み試行錯誤するのは実は楽しいことで、いろいろな生徒を教えることで先生のスキルを磨けるのですから、ありがたいのです。できる生徒ばかりならこんなことはないですが、先生の成長もないですからね。
進学塾TETSU/奈良市鳥見町/とりみ通り