アルファベットの小文字の「b」と「d」を間違うのは初期の学習ではよく見られることである。bookをdook、 dogを bogと書いてしまうのである。しかし、不思議なことに小文字の「p」と「q」の間違いがほとんど見ない。parkをqarkと書いたものを見たことがない。やはり、「p」は「parking」の「p」で日常的に目にする機会が多いからだとは思うが定かではない。
だいたい、この現象は中1の間には消えていくのだが、中2でもたまに出ることもある。中3でもこの症状が出る生徒は学力も低く、学習量は少ない。おそらく軽い学習障害の一つだと思われるが、しっかり勉強すれば解消される。
先日、小6の授業中に生徒のノートを見て回っていると、男子生徒が大文字の「D」を逆に膨らませているのを見た。いわゆる「下弦の月」のようになっているのである。珍しくって笑ってしまった。ということで、この逆さまのDを「下弦のD」と呼ぶことにした。
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