TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

英語よりも歌

 子供が幼いときから英語を習わせたいと思う親はたいへん多いですね。もちろん、英語ができると何かと有利ですし、将来のことを考えても可能性は大きく広がるのでしょう。(こういう一般論は好きではないですが…)しかし、もっと大事なものがあるのですよね。それは何かというと、「国語」です。今更、こんな当たり前のことを言っても誰も反応しませんよね。確かにその通りなのですが、私は「歌」だと思います。意外と意識していませんが、歌を歌うと言葉を覚えます。授業で学ぶ言葉ももちろんありますが、歌から学ぶ言葉もけっこうありますよね。(ちなみに、私は「旅愁」という言葉を小6のときに歌で知りました。)また、授業で習った言葉を歌の中のフレーズで理解することもありますよね。たくさんの歌を歌っているうちにいろんな言葉に触れますし、中には文学的・詩的な美しい表現にも出会うことも珍しくありません。楽しみながら言葉を学べるのですからこれほど素晴らしいことはないですよね。できれば、小学校の音楽と国語はうまくコラボすればもっといいものが生まれると思いますが。こういう教育改革を希望します。というか、塾の授業でやろうと思っているんですけど。

 私自身が歌や音楽が大好きなので、自分の子供達にはいろんな歌を聞かせてきました。NHKの「おかあさんといっしょ」で歌われる歌のCDを買ってきて四六時中聞かせましたし、自分好みの流行歌や洋楽まで容赦なく聞かてきました。車の中ではDVDを見るようなことはせず、ひたすら歌っている時期もありましたね。その結果かどうかは検証はできないのですが、娘はふたりとも言葉の感覚は鋭く語彙数は豊富ですね。

 英語学習は大事ですが、世間の風潮に流されても惑わされてもいけません。金儲けの策略にはまってはいけないのです。冷静に判断したいと思います。まもなく、小3から英語を導入されますが、お役人は教育者ではないので何もわかっていません。また、このようなことを検討する有識者も自らの利権で動きますからね。本当にいい加減なものなのですよ。

 さあ、子供と一緒に歌いましょう。血圧も上がって前向きになりますよ。

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