TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

ゲームは良くないのはわかっていますが…

 ゲームはあまり良いものではないのはわかっていますが、ゲームを与えると親はたいへん楽なのです。放っておいても勝手に遊んでくれますからね。親が忙しくてかまってあげられない時、あるいは仕事で疲れてへとへとになっている時に、ゲームに夢中になってくれていると助かります。また、家族で出かけると結構なお金を使います。(場所にもよりますけど…)日帰りでも、交通費、食事代、さらにはどこかに入れば入場料がかかりますし、ちょっとした買い物をすれば合計で1万円~2万円くらいはすぐに飛んでいってしまいます。ましてや、1泊で旅行をすると、安くても10万円程度はかかりますから、そう頻繁には出かけることができません。しかし、5千円程度のゲームソフトを一つ買ってやれば、出かけなくても子供は満足してくれます。場合によってはそのソフトで1か月~数ヶ月程楽しんでくれることもあります。そうなるとかなり安くついたことになります。ですから、ダメだとは思っていても、ついついゲームを与えてしまう親もいると思います。(この辺りは実際に子供を持たないとピンとこないでしょうね)

 また、別の観点では、ゲームが媒体となって親子を結びつけることもあるでしょう。子供が大きくなると会話が減ります。子供も親もどちらも忙しくなり、どんどんすれ違いが進行していきます。たまに顔を合わせても会話ができなくてギクシャクすることもあるででしょうね。そういうときにゲームがうまい具合に取り持ってくれることがあります。ゲームが共通の話題になって会話を進めてくれるのです。実際は私は「Wii」のお世話になりましたね。「Wii」でかなり遊んだ記憶があります。

 今や、ゲームは漫画と一緒で生活に根付いています。否定できるものではありません。知らないよりは知っている方が快適でしょうし、ゲームや漫画からも学ぶことができるのです。ただし、子供は自制が利きませんから、ルールを決めてきっちりと大人が管理してやらないといけないのです。これは何事にも言えることです。放置しておけば、子供はなんでもやり続けますからね。何もゲームだけが悪いということではありません。正しく付き合うことを教えてあげないといけませんね。

 

                          進学塾teTsu 塾長栗本博也