大人でもそうだが、普段の会話において間違った言葉遣いは大変多い。ましてや子供なら尚更である。特に大人と話しをしようとすると、ついつい、ちゃんと話そうとするあまり、間違った言葉遣いをしてしまうこともある。
ということで、今日の午後、自習に来た中3の生徒と以下の会話をした。
私:「〇〇君、今日は何を勉強しますか?」
生徒:「数学のワークに全く手を出していないので、まずはそれをやるつもりです。」
私:「ちょっと待って、こういう場合は、『手を出す』のではなく『手を付ける』と言うべきです。」
ずいぶん前のことだが、こんな会話をしたことがある。
生徒:「先生、次の土曜日、実家に帰るので、塾を休みます。」
私:「ちょっと待って、おばあちゃんの家へ行くんでしょ?それなら、母(父)の実家というべきです。実家とうのは自分が生まれた家のことを言います。」
この会話は生徒が確か中2だったと思う。学力も高く結構しっかりした女子生徒だった。「おばあちゃんの家」と言えばよかったのだが、ちゃんと話そうとするあまりついつい間違えてしまったのである。しかし、言葉ってそうやって覚えていくものだから、決して悪いことではない。それにしても日本語って難しいですね。
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