TETSU JUKU

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「凡ミス」をなくす方法

 ミスをゼロにはできないですが、減らすことはできます。いろいろな観点がありますが、その一つが普段の学習の緊張度を高めること、そして学習の精度を上げることです。試験を解くときと同じよな精神状態で普段の勉強に取り組むことが何よりも重要です。普段、緊張感がなくだらだら勉強をしているのに、テストの時に突然、緊張感が増して注意力が発揮されることは、まずありません。普段、三単現のs,esや複数形のs,esに全く気を付けていないのに、テストの時にだけ特別に注意できるようにはならないのです。ゲームだと魔法をかければ「防御力や素早さが50増えた」となりますが、現実世界では、「注意力や集中力が増えた」とは絶対にならないですからね。普段からきっちりとやっておかないといけないのです。テストで発揮できるのはそれまでに経験してきたことと、普段、実際にやっていることに限られます。ですから、テスト本番でしでかすミスや失敗はそれまでの学習で頻発していると言えるのです。普段からそういったミスや失敗を絶対にしないと思って勉強しないと意味がないのですよね。しかし、実際は緊張感のない勉強をし、さらにはそれを棚に上げ「凡ミスした…」「分かってたけど…」というのは自分の取り組みをごまかしているとうことです。「凡ミス」などと言っている間は一生ミスはなくならないでしょう。

 では、何をどうするべきかといいますと、まず自分の弱点を明確にして、ミスする部分や問題を把握することです。ミスをするということは理解が甘い可能性があるので、もちろんその部分の勉強をする。できれば、ミスをするところを紙に書いて机に貼っておくといいでしょう。自分のミスするところを完全に把握できている生徒は少ないですよ。

 そして、勉強するときは必ず時間を決めるといいと思います。「何時までに解く」あるいは「今から20分でやる」と決めて取りかかると緊張感が全く違うものになります。テストの時のような緊張感を家庭学習時にも設定するのです。これをやるだけも集中力が高まり、ミスが減りますよ。これらを癖づけることができれば、いわゆる「凡ミス」は消えるでしょう。

 

 ※過去に書いた「ミス」に関する記事です。

kuri2013.hatenablog.com

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