TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

今回の地震で思ったこと

 今回の地震ではいろいろなことに気づきがありましたし、また感じることもありました。その一つが緊急地震速報が遅れたことです。本震と同時に携帯電話が鳴っていましたから、びっくりともに心の中で「遅いわー!」と突っ込んでいましたね。今回の地震は直下型で震源も10キロ程度と非常に浅くP派とS派の差がなかったみたいですね。本震の数秒前には来るものだと思い込んでいましたから、驚きでした。まあ、そういうこともあるのですよ。完ぺきではないのです。気象庁も「技術的な限界」とコメントしていたようです。でも、遅れるくらいなら緊急地震速報は要りませんけどね。

 あと思ったことがラッシュ時にもかかわらず大事故はなかったことですよね。電車はほぼ全て止まってましたが、脱線やたいへんな事故に至っていないのは安全システムのレベルが相当なレベルということではないでしょうか。しかし、電車は止まっているのに遮断機が下りたままで通れないといったことがいろんなところで起きていたようですね。ですから、付近の道路は大渋滞でした。

 電車が止まった後おろされた乗客はたいへんな距離を歩くことを余儀なくされたようです。中にはトンネルの中や鉄橋を歩くことになった方もニュースで見ました。これを見て思ったのはこういうときに備えて20キロくらいは涼しい顔をして歩ける体力と気力は普段から養っておくべきだなということです。もっとひどい震災が起きたときは電車はおろか車もつかえません。そうなったら自分の足だけですからね。いざという時歩けないようでは危険を回避することさえできません。 

 災害時はいつもそうですが、ネットの存在は本当にありがたいですね。今回も地震の直後は電話も携帯電話もダメでした。しかし、ラインを使って安否の確認はできましたし、ツイッターフェイスブックでは各地域の情報がバンバン入ってきますから、いろいろなことを知ることができますし、また想像もできるわけですよ。残念ながらデマを流す人もいまいたが、ネットはインフラとして重要な役目を果たしていますよね。ネットの使い方については平時より理解を深めておかないといけませんね。

 やはり最も残念だったのが、9歳の小学生が亡くなったこことです。どうやら違法建築だったらしいじゃないですか。違法建築そのものも許せませんが、管理体制そのものに大きな瑕疵があるのですよ。それを長年放置している学校、役所の責任は重大です。おそらく、他にも同様に気嫌悪あるものはあるでしょうから早急に点検をして欲しいものです。その学校の職員ではなく、ちゃんとした専門家に点検をしていただきたいものです。これこそ同じ親街を繰り返してはいけないのです。

 ということで、様々なことを気づかせてくれただけでなく、教訓も与えてくれた地震でした。

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