先日、小学生の授業で宮沢賢治の「オツベルと象」を音読練習していました。物語の最初の方で、「…その白象がやってきた。白い象だぜ、ペンキを塗ったのでないぜ…」という一節があり、この終助詞「ぜ」の連続使用と、この語調がコメディアンのスギちゃんそっくりで笑ってしまいました。生徒はあまり反応していませんでしたけどね。まあ、それだけですが…
ちなみに、この物語に「稲こき機械」という言葉が出てくるのですが、さすがに誰一人知りませんでした。今では大人でも農家の人でないとわからないかもしれませんね。もちろん、まずは辞書で調べて理解を深めてもらいました。こういう古い作品を扱うと死語になった言葉がたくさん出てくるので、たいへんおもしろいです。でも、生徒はこの物語の場面は想像できないでしょうね。
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