TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

奇問だとは思いますが…

先日のある中学の中間考査で実際にあった問題がこれです。

中1の英語ですが、正直言って奇問です。

 

my sonのgrandmotherのbrotherは何か、英語で書きなさい。」というものです。

一瞬「えっ?」て思いますね。自分の息子の祖母ですから、自分の母。その兄弟ですから、つまり「おじ/uncle」が解答なわけです。

 

長年やっていますが、こんな問題は見たことないですね。

実際、このての問題は語彙定義問題として入試問題ではよくあるのですが、更に一捻りはいっています。中1のこの時期の問題としてはあまり良い問題だとは思えませんね。

 

しかし、この問題を作った先生は真面目で熱心なのだろうと思います。優秀な生徒も多いし、ほとんどの生徒は塾に通っていますから、普通の問題だとあっさり解答されてしまします。中1のこの時期ですから、難易度を上げるのは難しく、作成経験がある人はわかりますが、ネタには本当に苦労するのですよね。そして、ついつい同じような問題でお茶を濁すようなことになるですが、この問題を作った先生はその問題に真っ向から立ち向かっている様子が伺えます。学校の先生は激務ですからね、試験問題の作成なんてしたくないでしょうし、するのであっても極力時間を欠けたくないものです。しかし、この「手抜き感」がない試験問題には好感を持てますし、こちらも刺激を受けます。きっとこの先生は授業もうまいでしょうね。試験にはその先生のその教科に対する

造詣の深さも現れますからね。

 

 ちなみに、気になるのですが、おじ・おば・いとこ・はとこ・おい・めい、という言葉に疎い生徒がいますね。親が一人っ子だと「おじ」「おば」「いとこ」は存在しませんから無理もないですが。世の中の変化が言葉に影響を与えているのをよく感じます。

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