TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

質問対応の仕方は様々です

質問対応は状況によって様々です

 質問に来てくれると生徒の学力をより正確に把握できますし、思考や勉強のレベルが成長しているかどうかを確認できるので助かります。しかし、分からない問題だけをそのまま解説したり、調べれば済むようなことをそのまま答えるのも意味を感じませんので、生徒の学年や時期、学習姿勢も見ながら質問対応は生徒によってかなり変えています。もちろん自分自身に時間があるかによっても対応は違います。暇なときは十分時間をかけています。 

 例えば、偏差値50を下回る生徒や低学年の生徒が単語の意味を尋ねてきたら、きっちりと答えます。しかし、偏差値50以上、あるいは中2以上の生徒ならば「調べなさい。それでも分からなければもう一度来なさい。」と言っています。しかし、「seeとwatchの違いが分かりません」ということであれば、どの生徒であってもきっちりと対応します。そうでないといつまでも主体的に学習はできませんし、聞かれたことに答えているだけでは生徒の成長はないですからね。そして調べればわかることを尋ねているうちは完全に受け身ですから、成績が上がるはずがないのです。

 なかなか教えません

 先日、中3の生徒が整序英作文の問題でSVOCのkeepの使い方が分からないと質問に来ました。質問に来た生徒の成績は標準レベルですが高校入試ではSVOC型のkeepは頻度が低いので難しく感じたようですね。

 私はすぐに教えないで、こう言いました。「このkeepは普段よく出てくるcallと同じ用法です。それで考えてごらん」。しかし、反応がないので、「We call him Bob.を訳してみなさい。それと同じですよ。」するとSVOCのkeepを使った英文ができたのです。しかし、次に私が言ったのは「分かりましたか?分かったのならこのkeepの用法を説明してください。先生に説明してごらんなさい。」です。すると、しばらく沈黙があって。「できません。」と言ったので、SVOCのkeepの説明をしてあげました。質問に来てから10分くらいはかかりましたが、きっちりと理解が深まったので値打ちのある質問だったと思います。分からないところだけを教えても理解が深まりませんし、幅広く使えるようにはならないですからね。このように時間があるときはきっちりと時間をかけます。答えを伝える、やり方だけを説明するようなやり方だと先生は必要ないですからね。生徒も先生もそれを意識して質問をしたいものです。

 

↓↓↓↓↓過去に書いた質問に関する記事です。

kuri2013.hatenablog.com

 

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