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助数詞を教えながら思ったこと

 先日、小6に助数詞をしっかりめに教えたのですが、国文法をがつがつやるよりも、よっぽど日本語の理解に役立つだろうと思いましたね。漢字だけを学ぶのではなくて助数詞で漢字を学ぶと効果があると思います。本質がわかると面白いのです。例えば、雷の場合、閃光は「一本」「一筋」で、落ちたら「一撃」なんですよ。なるほどですよね。「撃つ」であり「攻撃」の撃ですからね。「撃」の持つ意味の理解も深まるわけですよ。写真も普通は「一枚」ですけど、大切な写真は「一葉」です。葉は手のひらにおさまる大きさです。そんな手の中に大事にもっておきたいという思いが込められた表現なのです。「枚」は実際非常に大きなもにも使えますからね。ちなみに、太宰治の『人間失格』の書き出しは「私は、その男の写真を三葉、見たことがある」ですね。

 

 日本語の助数詞は500語ほどあると言われていますが、日本語の特徴であり文化そのもの現れですから大事にしたいものです。ですから、学校でももっときっちり教えるべきだと思うのですよ。かなり学力の高い生徒でも助数詞は盲点ですからね。ずいぶんと前のことですが「ten countries」を「十個の国」と訳した生徒がいてショックでした。しかも上位の進学校を目指してましたからね。残念なことに「十か国」が出なかったのですよ。英語ができてもこの程度の日本語で間違うのはダメでしょう。最近、早期の英語教育が叫ばれるなかで、日本語力の低下が問題にされますが、まさにこの部分なのですよ。そして、これは氷山の一角なのです。

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