TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

成績順の座席

 大きな塾では成績順に座席が組まれたり、テスト結果が張り出されたりすることはよくあるこです。特にトップ校を狙う塾としては別におかしいことではありませんし、自分の学力を様々な形で認識することは極めて重要です。座席や張り出しに対して悔しいと感じて頑張ることが大事なのです。しかし、この方法は成績上位者には有効ですが中位以下の生徒にとっては難しいですよね。もちろん、奮起する生徒もいるのですが、自信を失ってしまい腐ってしまう生徒もいるのですよ。ですから進学塾であってもこの方法は全ての生徒に有効であるというわけではなく、中位以下には別の働きかけやフォローも必要で慎重にやらないといけないのです。

 さて、成績順の座席と言えば、成績の良い生徒が前なのか成績の悪い生徒が前なのかどっちでしょうか…。一般的には成績優秀者が前とする塾が多いとは思います。しかし、成績の悪い方を前に座らせた方がいいと思います。先生の目が常に届くところに座らせるべきでしょうね。先生から遠ざかると生徒の緊張は緩みますからね。まあ、このあたりは授業をする先生のスキルにもよりますけどね。私なら、どちらも前に座らせますけどね。左に成績の良い生徒、右に成績に悪い生徒という具合です。うしろは中堅の生徒が座ることになります。(今は成績順座席はやっていませんけどが)これがなかなか面白いやり方なのですよ。

 いずれにせよ、最大の効果がある座席であればどんな座席でもいいのです。「決まりだからやっています」というのではいけないのです。それだけのことです。

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進学塾teTsu/高校受験/小5~中3