TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

理由や根拠を明確にしよう

 前回も書きましたが、最終的に分からなければ「なんとなく」で解答することになります。分からないからといって、解答欄をブランクのままで放置することはダメなことです。しかし、普段から「なんとなく」だけで解答していると思考力には発展しません。間違えてもいいですから、その解答に至った理由や根拠を明らかにできなければなりません。例えば、国語の場合であれば、「3段落目の5行目で考えた」というようなことですね。たとえ、間違えたとしても、原因がはっきりしていれば次の勉強に進むことができるのです。何事も原因がわからないことほど、面倒でたいへんなことはありませんね。ですから、普段の勉強から「根拠」や「理由」を明確にした学習を心掛けるべきだと思います。ということは学習したことを強く意識し、ポイントを明確にするといった学習につながります。そして、それが思考の第一歩になります。高度な思考を組み立てるにあたって、スタート地点がなんとなくでは何にもならないのです。どの法則、定理、公式を用いたのか、本文のどこに書いてあるのか、そういったことをいい加減にしないで学習を進めるべきだと思います。

 

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