TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

なんとなく違うような・・・

問題 I have a cold.(since yesterdayを加えて書き換えなさい。)

ということは、「昨日からずっと風邪をひいている」という意味になるから、

「現在完了形に書き換えなさい」と指示されているのと同じである。

だから、解答は, I have had a cold since yesterday.となる。

偏差値60以上の生徒にとっては大した問題ではなく、寧ろボーナス問題である。

しかし、偏差値50付近の生徒にとっては、なかなかの曲者のなのである。

 

 現在完了形は言うまでもなく、「have+過去分詞」で表すので、当然「have had」となる。この「have had」が彼らにはどうも気持ち悪く感じるのである。それまでの学習ではこの「have had」をあまり目にしていないのである。だから、「have hadって…こんな形があるのかな…」「なんとなく違うような…」と思い、せっかく書いたものを書きなおして間違えてしまうのだ。不安になると自然と「なんとなくの感覚」が発動する。今までの経験を振り返り、目の前の事象が自分の記憶にあるかどうかを確認する。もちろん、その気持ちは分かるのだが、問題はルールや法則がどこかへ行ってしまっているということである。「現在完了形の表し方はhave+過去分詞」このルールを忘れてしまっていれば、感覚に頼らざるを得ない。しかし、そのルールを知っているのだから、そのルールに従うべきなのである。伸び悩む生徒にはよく見られるよくわからない思考パターンの一つである。一方、できる生徒は常にルールや法則、学習した解法に忠実である。そこに、自分の曖昧な感覚を挟むことをしない。だから、確実に解答するし、失敗も少ない。そういうことなのである。

 しかし、感覚を鍛えて置くことは大事ではある、いろんな問題を解きたくさんの英文を読んでいれば曖昧な感覚ではなく、鋭い感覚になっていく。外国語学習の理想はルールや法則にきっちりと基づくことと、鋭い感覚を養うことである。この二つを高い次元で実現したいものである。

 

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