「読解力」と言う前に

 よく読解力がないので数学の文章題ができないというのを耳にする。確かにそうである。何を言っているのかわからないと問題が解けないし、しっかりと読まないと、何を答えるべきかはわからない。しかし、読解力の問題もあるが、読解力がないのはワーキングメモリ(作業記憶)が乏しいということも言える。読み取った情報が保持できないで、すぐに忘れてしまうのである。読解力がないと思っている人の中にはこのワーキングメモリが乏しい人が多いのである。記憶のホールドが極端に弱いと読解どころではないのである。読んだ文章が完ぺきに覚えらえるわけではないが、どのあたりに何が書いてるかさえわからないと話にならない。下手すると、もう一度読まなくてはいけなくなってしまう。そしてタイムオーバーということになってしまうのだ。

 では、どうするべきか、これはトレーニングしかない。普段の日常生活から意識することが何よりも大事である。もちろん、本を読むことも大事だと思うし、遊びを通して鍛えるのもいいだろう。神経衰弱も効果があるだろうし、しりとり遊びも意外に効果があるかもしれない。伝言ゲームも面白いと思う。

 読解力と言う前にもう一つ意識したいのが情報の整理である。あるいは文字情報を視覚情報に変えることである。数学や理科の文章題が苦手という生徒の多くがこれが弱いのだ。一気に文章を読んでしまって、「わかりません」となる。一文を読んでは図やグラフを確認し、あるいは絵で表してみると、随分とわかりやすく、すっきりするのである。特に理科はこの情報の整理ができるでけで楽勝になる問題は多い。しかし、図に表したり視覚情報に変えるのはそれなりの難易度はある。これも日々の勉強でトレーニングしなければならない。

 何でもかでも「読解力がない」で片づけたがる人がいるのだが、ことはそんな単純ではないのである。もっと奥が深く、多岐にわたるのである。でも、読解力はもっと奥が深くそう簡単に解決するものではない。

 

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