TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

今日、宿題あったっけ?

 進学塾において「宿題や確認テストがない」なんていう日はほとんどない。そんな日があったとしても、恐らく1年に数回程度である。にも関わらず、「今日、宿題あったっけ?」「今日、テストあんの?」と言って見事なとぼけを演じる生徒がいる。言うまでもなく、そういう生徒は宿題ができていなかったり、中途半端であったりであるのがお決まりである。知らなかったことにして自分を擁護しようとしているのある。或は、先生からのお叱りを少しでも和らげようとしているのである。しかし、普通の先生はそんなことはお見通しで、そんなおとぼけは全く通用しない。むしろ、印象が悪くなり、厳しく対応されることになるだろう。まあ、それも自分を守るための子供なりの知恵だから、全否定するつもりはない。しかし、潔くないのは残念である。

 

 でも、同じようなことが大人にもある。いくつになっても言い訳がましい人がいる。たいへん見苦しく格好が悪い。しかも、先生であればなおさらダメだ。以前に勤めていた塾ではよく職員の前でスピーチをする機会が与えられた。3分間~5分間程度であるが、人前で話すのである。先生としてもっとも重要な話術を鍛えるためのものである。その時にも、スピーチの前に「緊張しています…」とか「何を言っていいのかわかりません…」とか訳のわからない言い訳からスピーチを始める人がいた。謙虚な姿勢ではなく、先の子供のおとぼけと同じである。「中途半端な自分を許してください」「下手な話しかできない自分をどうか許してください」と言ってるようなもんである。先生どおしであれば、まだいいが、これが、生徒の前であれば終りである。そんな先生は生徒の前に立ってはいけない。その姿はたいへん格好悪いのだが、残念ながらその格好悪さに気が付いていない。自分を客観視できないものが先生をしてはいけない。

 

さて、進学塾teTsuでは新入塾生、春期講習生を募集しております。

入塾・春期説明会は3月16日(日)10:30~11:30です。

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