TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

小6に筆記体を教えた

私は中1の時、アルファベットの筆記体にたいへん憧れた。純粋に「なんてかっこういいのだ!」と思ったことを今でも覚えている。上手く書きたくて必死で練習した記憶がある。私が子供の頃は授業で筆記体を教えていた。残念ながら今はもうほとんど教えていないと思われる。

 

さて、ひょんなことから、我が塾の小学6年生が筆記体に興味を示すので、ここ何回かの授業では筆記体を教えている。最初は慣れないので、ぶつぶつ言いながら始めたが、コツをつかむようになると夢中になって書いている。だんだん速くきれいになってくる筆記体の文字を見ているとたいへん頼もしく思う。何より、生徒自身が大きな喜びを感じているようだ。なかなか筋がよく上達が早くてうれしい限りである。次回の授業では本格的に小文字をつなげて書く練習に入る。いよいよ、「憧れ」の部分に足を踏みいれる。生徒もワクワクしているようだが、教えている自分も楽しくワクワクしている。

 

 しかし、筆記体を習得するというのは単に文字を習得する以上のものがあるように思う。実際、筆記体を練習しているときの生徒たちの集中力はすごいレベルである。お手本をしっかりと見て、文字の形を認識して、ゆっくりと慎重に書いていく。正しく書けたかどうか、上手く書けたかどうかを見直し、ダメなら書き直す。気に入らなくて、書いた文字を全部消してしまう生徒もいる。6年生にもなると、これほど慎重に文字をこだわって書くことはもう忘れているでしょうね。勉強の基礎となる大事な力を思い出し、その力を鍛えることができているように思います。きっと普段使わない脳を使っているようにも感じる。

 さあ、1か月後にどんな文字を書いているか楽しみだ。どの生徒も筋がいいし、まじめに取り組んくでいるので期待できそうだ。

 

 

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