TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

合格実績が示すもの

 塾のチラシが飛び舞う時期になりましたね。同じようなチラシが多く、正直よくわか分からないものです。そのチラシの見方について書きます。

 気になるのは合格実績の出し方。出す塾と出さない塾に分かれますね。合格実績を出すと生徒のレベルが分かってしまします。ですから、積極的に出す塾と出さない塾に分かれるのです。例えば「奈良高校100名と言えば」奈良高校へ合格できる生徒が100名いたということですから、超優秀な塾ですよ。もちろん、奈良高校より上の学校へも合格をしてますし、畝傍高校や郡山高校へも合格者がいるでしょう。ということはこの塾は上位校への合格を目指す塾であり、上位校へ合格するためのカリキュラムと指導ノウハウがあると言えるのです。そして大事なのは「上位校を目指せる生徒に来て欲しい」ということなのです。「偏差値50の生徒は必要ありません」とも聞こえます。実際、上位校への指導は厳しいです。内容が難しいというだけでなく、高い基準で勉強をし続けていかなくてはならないので、楽ではないのです。もちろん生徒だけの問題ではなりまん。保護者もそれを理解して協力しなければならないですからね。当然ですが…

 さて、こういう塾に偏差値50台の生徒が入るとどうなるか…実際いろいろなケースがあります。素直な生徒ならびっくりする伸びを示し、いわゆる「化ける」可能性もあるでしょう。でも、そんなうまくはなかなかいかずに苦しい思いをすることになるかもしれません。合格実績にはいろいろなメッセージが含まれているのものです。

 

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