TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

文字を読めば思考が始まる

 生徒が本を読まないのは承知しているが、驚くほど文字を読まないという事実がある。目の前に文字が表れても無視なのである。極端な場合を示すと、それは、問題を解くときでも読んでいないのだ。例えば、先日、生徒が授業中に英語の問題をさして「先生、これはどいうことですか?」と尋ねた。「問題読みましたか?」と尋ねると「いいえ」である。それで問題を読ませると「あっ、そうか、わかった」となる。こんなコントみたいなことが普通にあるのだ。授業中でさえこれだ。本当に文字を読んでいないのだ。文字を眺めてただけである。もちろん、できる生徒ではない。こんな状況で本は読めない。読めるはずがない。最近は漫画さえ読めない生徒が増えている。今は漫画を読む生徒は優秀だ。最近の漫画は作りがしっかりしていて、構成が難しいからね。

 だから、私は力ずくで本を読ませようとは思はないし、進めることもない。まずは漫画だと思ってる。うちの塾には漫画が多数おいてるのはそのせいである。単なる娯楽を提供しているのではない。漫画を通して文字を読んでほしいからだ。でも本も置いてあるし、掲示物も多い。ポスターをはじめ、誰かの名言やメッセージ性の強い言葉も多い。言葉に触れるための仕掛けは多い。いつか芽が出るはずだ。

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