TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

大切なのは待つこと

教育(学力をつける)の基本は次の通り

①与える

②叱咤激励する

③待つ

 

①の与えるはいろいろある

 ぱっと思いつくのが教材、先生、環境…ばらばらに与えるのは難しいのでぶっちゃけ「塾・予備校」となる。あとは家庭学習環境を整えることもこの与えるになるだろう。できるだけいい物を与えたい、でも本当に難しい。基本的には惜しまないことだ。お金を掛けることができるならできるだけかけてあげたい。安くてもいいもがあるが、やはり金を出すといい物は手に入りやすい。

 

②これが難しい

 厳しく叱ればいいというものではないし、甘くいくととんでもないことになりかねない。また、生徒の学力にもよる。勉強が苦手な子供は叱り飛ばすより、褒める方がいい。小さな変化を見つけては褒めてあげたいし、点数につながらない変化でも褒めてやりたい。極論、解答が間違えていたとしても考え方が正しく、論理的であれば褒めてあげたい。できないことで叱るのではなく、できることをやらない、ルールや約束を守らないことには厳しく叱りたい。

 

③これがさらに難しい

 どうしても時間は有限である。期限が迫り、どんどん日がなくなってくると親は焦る。当然だ、すると待てなくなってあれこれ口を出し、極端な決断をしてしまうことがある。中3の夏休みになると頑張ると思ったのに…秋になったら頑張ると思ってたのに…いつになったら勉強するのか…これは本当にわからない。直前になってやっと頑張り出す生徒もいるし、入試で失敗して初めて変わる生徒もいる。そういう生徒を力ずくで動かしてもうまくいかない。じっくり待つことが大事な場合が多い。叱るより励ます、刺激を与える、先をみて親が大きく構えておくことが何よりも大切だ。大切なことはコミュニケーションをしっかりとっておくこと。すると突破口は見つかる。上手く待つべきなのだ。

 

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