TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

棚機(たなばた)神社〜葛城市

 葛城市に「棚機神社」という小さな神社がある。本当にたいへん小さいな神社で、本殿も拝殿もない。あるのは小さな石の祠だけだ。鳥居をくぐると織姫の木と彦星の木が目に飛び込んでくる。その木の間に小さな祠が見える。敷地も狭く境内といっていいか分からないような場所に祀られている。しかし、印象的だったのは、そんな小さな社なのにたいへん大事にされているのである。地元の方々の気持ちが伝わってくるほど大事にされているのだ。だから小さいけど凛とした空気を感じるし、やはり神聖な場所であることが伝わってくる。社の大きさで神さまは決まらない。小さくても人々に愛されて信仰されている神社が立派な神社である。そんなことを痛感したのだ。いろいろなことを考えさせてくれた心に残る神社だった。

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場所もたいへんわかりにくい。南阪奈道路の南側の側道を西に進むと見えてくる。道の駅から車で5分程度のところ。地元の農作業の車さえめったに通らないところだ。

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こんなひっそりした神社だが、七夕の日は賑わうという。短冊のたくさん付いた笹の木が奉納されるようだ。私が参拝したのは6月30日だったので、七夕の雰囲気はなかった。

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