TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

当たり前のことをしっかりと

先日の中1の英語の授業でのいち場面です。

「先生、これはどういう意味ですか?分かりません」

「問題文を読みなさい」

「何や、そういうことか!」

 

 なんと、この生徒は問題文を全く読んでいなかったのです。問題文を読まずにいきなり問題を解こうとしたのですが、どうしていいかわからず、止まってしまったのです。普通ははっと気が付き問題文を読み始めるのですが、その前に諦めてしまったようでした。伸び悩む生徒はこういう部分が多分にあり、大失敗を繰り返します。もちろん、勉強そのものがスムーズに進みませんから、時間がかかり過ぎてやる気も失ってしうまというう悪循環を繰り返してしまいます。これは極端な例と思われるかもしれませんが、かなりいます。一人二人の話ではないのです。

 これほどではなくても問題文をきっちりと読まない生徒は多くいます。成績上位の生徒にも見られます。特に見たことがあるような問題の場合、これが起こります。これは普段の勉強に問題があります。こういう生徒は試験勉強をしているときも問題文をしっかりと読んでいないことが多いのですよ。その普段の癖がそのまま出てしまっているのです。普通、試験の本番のときだけきっちりとできるということはありません。試験のときだけ集中力が倍になったり、素早さが上がったりすることはないのです。すべて普段の力が出るのです。しかも、普段の力よりも少ない力しか出せないのです。まあ八割出せればいい方ではないでしょうか。

 まずは「問題文をしっかり読む」この当たり前のことを普段から徹底してください。これだけでも勉強はスムーズに進みますし、勘違いもミスも激減します。点数も徐々に上がってくるでしょう。勉強は当たり前のことをきっちりとやるだけで全然違ってきます。

f:id:kuri2013:20200415121854p:plain

進学塾TETSU

奈良市富雄

とりみ通り

小5〜中3

自習室