TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

昔話を知らない生徒たち

 様々なことが時代とともに変化しているので仕方がないのですが、残念に思ことも多いですね。最近の子供たてちは日本昔話を知らないのですよ。知っている昔話のタイトルを上げさせると、「浦島太郎」「桃太郎」「かぐや姫」、この辺はだれでもすぐに上げるのですが、それ以外となると厳しいですね。「かさ地蔵」や「鶴の恩返し」だと知らない生徒の方が多くなり、「花咲かじいさん」さえ厳しい状況です。もちろん、内容まで知っている生徒は本当に少なく、先日浦島太郎の話を尋ねたら「カメにのるやつですよね」程度のことしか答えられない生徒がいました。なぜカメに乗ったのかは知らないのです。これくらいのことは知っておいてもいいと思うのですが、子供たちにとっては物語に触れる機会が激減しているのですよね。僕たちが子供の頃は「日本昔話」というアニメが放映されていましたし、学級文庫や図書館にもその手の本はたくさんありました。また、祖父母からもよく聞かされた記憶がありますし、「花咲じいさん」には童謡もありましたから、嫌でも知っていたのですよ。今は祖父母との接点さえも少なく、世の中が根本的に違ってきているということを実感させられます。 しかし、時代が変わっても世の中が変わっても良い物は継承されるべきだし、残すべきだと思います。昔話は単なる娯楽ではなく、日本の歴史や民俗の側面を学べることができる大変貴重なものですし、蔑ろにはできないはずです。僕は授業を通して伝えていきたいと思っています。

f:id:kuri2013:20201230150329p:plain

進学塾TETSU/奈良市/鳥見町/とりみ通り/富雄

現在、新入生を募集しています。お気軽にお問い合わせください。

入塾説明は個別で随時行います。