TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

本当の勉強をするチャンス

 とにかく早く収束して欲しい新型コロナウイルスの件ですが、祈るしかないような様子を呈しています。生徒も時間を持て余して、もやもやしているところだともいますが、時間的に余裕があるのですから、普段はできない勉強をして欲しいと思っています。もちろん、普段は学校、部活、習い事、塾となりますので、相当ハードなわけですよ。そういう環境では宿題さえ十分に時間をかけるとが困難は時もありますし、小テストの勉強さえ疎かになるものです。しかし、今はそんなことはありません。やりたいことに多少の時間を費やしたとしても、宿題をやる時間がないといことはまずありません。だからチャンスなのです。勉強に時間をかけるチャンスなのです。しかも、早急に差し迫ったものが無い状況で勉強に取り組めるチャンスなのです。本当の勉強をするチャンスともいえるでしょう。一問の問題をじっくりと考える、英文を何度も音読する、国語の物語も何度も読んでみる、知らない言葉を調べてはまた読んでい見る、夜空を眺めてみる、あるいは、教科書ではなくて気になることをとことん調べてみる。そんな勉強をしてみると、思っていたより理解が深まり、いつもならできない問題が解けたりするものえす。もしかしたら、勉強の面白さや本質が分かるかもしれません。少なくとも「違い」感じることができるはずです。先日、生徒たち(中学生)にこんなことを話しました。

 だから、こんな時期に異常な量の宿題を与えてはいけません。多少は増やしたことはいいですよ。でも「休み=課題」という考え方あまりにも単純で下品だとさえ思います。しかし、こういう短絡思考する先生が多くて、落胆しますね。本当の生徒の学力向上を考えるなら、課題ではなく様々な働きかけが出てくるべきなんですよね。というわけで、いろいろな語り掛け、働きかけをしています。授業動画もその一つと考えており、いろいろなアイディアが湧いてきました。トライしたいと思います。

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