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暗記は「思い出す」頻度で決まる/英単語の暗記

 中1は英単語の暗記で苦労する時期ですが、一学期はこの単語暗記で悪戦苦闘してください。今後の勉強姿勢に大きな影響を与えますからね。

 さて、暗記というのは「反復」と言われます。反復と言っても何を反復するかはよくわかりません。「書くこと」でしょうか...それとも「見ること」でしょうか...あるいは「発音する」ことでしょうか...。当然、これら全部必要です。しかしこれだけではありません。最も大事なことは「思い出すこと」なのです。覚えたことを頭に浮かべたり、声に出してみたり、書いてみたりすること、つまり「再現すること」が最も大事なのです。英単語を見ながら、書いたり、発音したりすることは情報のインプットです。そして、英単語を見ないで、書いたり、発音することがアウトプットです。このアウトプット時に「思い出す」ということをしているのです。この「思い出す」行為の反復が記憶力を高め、思い出す回数が多ければしっかりと暗記されるのです。ですから、何度眺めても、書いても、この「思い出す」とうことが不十分であれば、暗記はできないのです。時間をかけても覚えられない生徒はこの部分ができていない可能性が高いですね。できる生徒はこの「思い出す」という行為を生活の中で自然にやってのけます。歩きながらや待っている時などの時間に自然にやってしまいます。これが普通にできるようになると、「できる生徒」になれます。

 ちなみに、英単語の暗記では、「発音」「意味」「スペル」をセットで覚えましょう。中1の2学期頃からはこの3つに「品詞」を加えなければなりません。そうすると高い次元の勉強に到達できるようになります。品詞まで覚えることが面倒に思える生徒もいるでしょうが、難易度が上がってくるとこの品詞が助けになってくれるのです。

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 英語に関する過去記事のリンクを貼っておきます。

kuri2013.hatenablog.com

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