TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

英和辞典は素晴らしい

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 写真はGakkenのジュニアアンカー英和辞典(第5版)です。ページはgoodのページなのですが、内容がかなりいいのですよ。本当に勉強になりますね。何も指導されていない生徒はオレンジで囲まれたところしか見ないのですが、その下に視線を下ろしていけば、なんとありがたい解説がたくさん書いてあるではないですか。「よい、上手な、おいしい」意外にもたくさんの意味の説明が書かれています。このあたりは深く学習するうえで大変重要ですし、難易度が上がるとこの理解が生きてくるのですよ。他にもgoodとwellの違いの説明もありますし、10番目くらいまで読めば立派な進学塾の授業に匹敵する内容になっているのです。さらには、高校入試にも頻出のイディオムにも言及していますから、抜かりはありません。この見開きページをしっかり読まば20分ほどかかるでしょうが、下手な先生の授業を受けるよりは圧倒的な価値がありますね。

 

 さて、ここで大きな謎があります。どういうわけか、中学校(塾もですが)では英和辞典を使うような指導はされていないのです。指導がされませんから自分の英和辞典を持っていない生徒もたくさんいます。こんな素晴らしい書物をどうして生徒に使わせないのでしょうか?これが大きな謎なのです。我々が中学・高校の頃は辞書引きを厳しく指導されました。辞書で調べた意味を単語帳に書き写してさえいましたからね。さらには発音記号も書かされていました。でも、今は辞書指導がほぼないのです。辞書指導をしない明確な理由があればいいのですが、当然、そんなものはどこにもありませんし、ただ自然消滅しているような感じがうかがえます。これはまずいですよね。辞書を自学力を高めるうえでも必要ですし、主体的な学習には自ら調べるという行動が必然になってくるのです。ということは、辞書を使わないということは学力はもちろんですが、学習技能や学習力の向上も見込めないということになってしましますからね。これでは実力はつきません。一時的に点数が取れても伸びないのです。だから、私は辞書をしっかりと活用させています。

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