TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

学校にはいい先生などいないのではないか…

 連日報道されている東須磨小学校の「教師いじめ事件」は残念でなりません。これほど教育が失墜し信頼を損ねた事件も珍しいのではないかと思います。

 さて、この加害教員はとんでもないレベルの人間で教師以前の問題であることは誰もが思うところです。もちろん、この罪は重く極刑であるべきだと思うのですが、この学校の他の教員はどうなんでしょうか?これほどのいじめ行為があれば気が付かない方がおかしく、他の業務にも問題点はあったはずです。でも、この加害教員が大きな顔をしていたのですから、それを許す環境があったのです。力のある教員に背けないので見て見ぬふりをしていたということではないでしょうか。更に校長には管理責任があるのですから、鋭い目をもって先生の仕事ぶりを監督すべきで、「忙しいかった」などという言い訳は通らないわけですよ。ということは極論かもしれませんがほぼ学校全体で見て見ぬふりをしたと言っても過言ではなく、自分の立場を守るために口出しも指導もせずにいたわけでしょう。子供のいじめとそっくりの構図があるわけです。校長がそうさせていたのかもしれません。それでも一人くらいは正義の味方がいてもいいじゃないですか。だれもいなかったということでしょう。

 いつも教師の不祥事の際には、「いい先生も、頑張っている先生もいるから迷惑だ」などという声も聞こえてくるのですが、今回の事件で私が思ったことは「いい先生は本当にいるのか?」「いい先生って何だ?」「何がいいんだ?」こんな思いでした。いい先生がいればこんなあほみたいな先生は駆逐されるはずです。被害が大きくなるもっと早い段階で大問題になってるはずなんですよね。だから、私は学校のどこにもいい先生などいないのではないか、いい先生など幻想にすぎないのではないかと思っています。今回の事件は本当にいろいろな意味で残念でならないのです。

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