TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

読書は小説でなくてもいい

誰も言いませんが、子どもに対して「読書」というとき、

「読書=小説・物語」になっていますよね。

おかしいですよね。小説や物語である必要がどこにあるのでしょうか。

 

 別に詩集でもいいし、図鑑でもいいし、雑誌でもいいのですよね。内容によっては漫画でも問題はないでしょう。小学生が評論を読んでもいいわけですよ。作られた物語を読んで感情に影響がないとだめというわけではないのはずです。しかし、どうでしょうか?世間的には子供の読書と言えば、小説・物語一辺倒になっています。小説もピンキリです、ものによっては雑誌の方が価値ある場合もありますし、何冊読んでも大した価値を持たない物語もありますしね。別に小説である必要はないのですよ。子供が読みたいものを読めばいいし、読書を通して漢字や言葉を覚え知識が身につけばいいのです。そして活字そのもの、活字を読むということに慣れることが大切だと思います。だからサッカー少年はサッカーの雑誌を隅々まで読めばいいし、恐竜好きの少年は恐竜図鑑を読めばいいのです。歴史が好きな子どもは歴史漫画もいじゃないですか。そういった経験が幼児からあれば文字を読むことに対する抵抗も少なく、いずれ世間でいう読書(小説)をすることができるようになるでしょうね。しかし、適齢がありますからいつになるかはわかりません。中学生や高校生になって目覚めるかもしれませんし、大人になってからかもしれません。大切なことは子供の頃に「本嫌い」にしないことです。子供の知性や興味に一致しない本を与えて本嫌いを作る親は多くいます。私の親もまさにそうでしたからね。

 とは言っても本屋も少なくなりましたから昔とは違うのは実感しております。PCやネットもありますから、本好きの子供にするにはそれなりの作戦は必要ということです。

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