TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

母に弁当を作ってもらってそんなに偉そうに言えるとは…

 この3連休はずっと対策授業で、生徒も長時間塾で過ごしていました。うちの塾は試験前は8時間程度塾で過ごすのは当たり前のことで、たいへんだと思うのですが、生徒も慣れていますね。様子を見ているとなかなか楽しそうな感じさえするのです。

 さて、長時間塾内で過ごすと食事が必要です。食事は弁当を持ってきても、パンやおにぎりを持ってきても、コンビニに買いにいっても別に構わないようにしています。やはり、食事は最も楽しい時間で生徒たちの気持ちが最も盛り上がるときですね。ほとんどの生徒はコンビニへ買いに行ってますが、きっちりと弁当を持参する生徒、わざわざ弁当を届けてくれる保護者の方も中にはおられます。保護者も非常にお忙しい方が多いのですが、努力される方もおられます。そんな生徒の弁当をのぞき込むと本当においしそうで、うらやましくさえ思います。中には、相当時間がかかっていると思われる弁当もあります。たいへん、美しく立派な弁当が多いのです。しかし、そんなに素晴らしい弁当を生徒は当然と思っているのでしょうか...。母にお礼を言っているとは思えないのです。それどころか、偉そうに反抗し、弁当に対するお礼など一切なく、母の思いやりを当たり前のように思っている生徒が少なからずいるのです。本当に冷静に考えれば滅茶苦茶な話なのですが、反抗期の頃はそんな状態が普通かもしれません。先日、母の弁当を食べている生徒を捕まえて、この母が作ってくれる弁当のありがたみを伝えました。わかったのかどうかは判断できませんでしたが、少しは母の弁当に対する見方が変わったかもしれませんね。もしかしたら、随分と大人になってからこの弁当の素晴らしに気が付くのかもしれませんけどね。

 そんなことを感じた期末対策でした。

 

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