TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

全員が塾に通っているわけでもないのにそのやり方はあかんでしょ

「この辺は塾でやってるだろうから、適当に流すね…」などと言って授業をきっちりとしない学校の先生がいますよね。もちろん、全員ではないですよ。一部の先生だと思います。そういう先生の存在を生徒の口から直接聞くこともありますが、インターネットではかなり大きな話題になっているのですよ。でも、これはおかしいですよね。そもそも塾に通っている生徒ばかりではありません。仮に全員が通っていたとしても、全塾が同じカリキュラムということはあり得ません。ですから、全員が先習っているというのはまずあり得ないのです。そんな不完全な状態であることなど少し考えれればわかるのに、きっちりと授業をしないとは一体どういう料簡でしょうか。明らかに手抜きであり、大問題だと思います。処分を受けても問題ないレベルだと思いますね。それにしてもこの仕打ちは塾に通っていない生徒はショックですよ。抗議しても問題ないレベルです。

 さて、私が学校の先生の立場なら、「塾の先生よりもいい授業をしてやる」と思い、きっちりとやりますけどね。「塾の先生に負けてたまるか」と思ってやるでしょうね。上手くいけば、圧倒的な人気と信頼を得ることができるのですから、ある意味チャンスですよ。しかし、学校の先生にはその姿勢はないですよね。勝負する気はないようですよね。塾の先生にはかなわないとでも思っているのでしょうか。残念ですよね。生徒はねこういう学校の姿勢をしっかりと見ていますからね。徐々に信頼を失っていくのです。

 そして、もう一つは、塾の先生と競うのではなく、本当に学習内容が定着しているかどうかを確認することもできますよね。もし、理解の甘いところや定着できていない個所があれば、詳しく説明し補ってやればいいのですよ。全員がある程度のレベルに達成できていれば(あり得ないですが)一段上のレベルを指導することもできますので、塾の授業を上手く使って学力をつけていけばいいのですよ。こうやって塾と学校が補完しあってやれば生徒の学力も安定して理想的な教育ができるのですよ。

 塾と学校は似て非なるもです。目標とするところが違いますから当然です。しかし、生徒に学力をつけることは共通の目標なのですよ。ですから、できる限り協力しあって生徒を指導するべきだと思います。歪み合ってる場合ではないのですよ。もうそろそろ、塾と学校が手を組み協力しあうような時代が来ていてもいいのですが、まだまだそんな雰囲気はないですよね。上手くやれる時が一日でも早くやってくることを臨んでいます。

 

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