TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

筆箱を見ればその生徒の学力はわかる

 ノートはもちろんですが、筆箱にも学力は表れています。成績が低迷している男子生徒の筆箱はの中には決まって、赤ペンや色ペンはありません。入っていてもインク切れの状態です。消しゴムは直径一センチ程度の丸まったもの。あるいは、直方体の塊はきーぷれ来ていますが、穴があき鉛筆か何か突き刺した形跡が多数あります。そして、肝心の字を書くためのシャーペンは1本しかなく、それもかなりボロボロです。小学生の場合はシャーペンではなく鉛筆が主流ですが、大体2本程度、そして鉛筆そのものが大変短く、5cm未満の物が多いです。芯の先は丸いのは言うまでもありません。ということはあまりにも筆箱に意識が言っていません。つまり、勉強自身に対する気持ちも希薄ということです。

 一方成績が低迷する女子生徒はは男子生徒とは対極に位置しています。つまり筆箱の中はペンだらけなのです。驚く程ペンが入っています。同じような色のペンが多数、中には使えないものも混じっています。シャーペンも複数あり、もちろんそれは悪いことではないのですが、2本で十分ですね。3本も4本も要りません。そして、何よりも気になるのが、これらの複数のペン類はごちゃごちゃに入っており、必要なペンを出すのに時間がかかるところなのですよ。筆箱の構造上整理はできないですすが、その不便さに疑問を感じないことが心配です。一般的にこういう女子は書くことよりも文具に興味があり勉強そのものに対する意識は高くありません。

 しかし、女子の場合はできる生徒でも文具をたくさん持っている生徒はいるのですよ。ごちゃごちゃの筆箱を持っていてもある程度できる生徒はいるのです。一方、筆箱の中身があまりにも粗末な男子は、ほとんど全員が成績が悪いのですよ。例外はほぼありません。ですから、男の子をお持ちの保護者は、筆箱を定期的に確認したほうがいいですね。1カ月に2回程度は点検してもいいでしょうね。特に小学生男子をお持ちの保護者は要確認です。現時点での成績に問題はなくても中学に上がると突然現れるかもしれませんからね。

 ちなみに、優秀な成績を維持する生徒の筆箱の中身は適正です。多すぎず少なすぎず、必要なものがきっちりとそろっており、使いやすい状態になっているものです。機能的ですし無駄がないのです。理にかなっているのですよね。

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