TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

計算用紙をつけてあげて欲しいですね

 中学校の定期考査では問題が用紙一面にぎっしり書き込まれているのに、計算用紙が与えられません。ですから、問題用紙の余白に計算することになるわけですよ。用紙の枠の部分とか、問題と問題の少し広めの空白に小さい文字で計算しなければなりません。分数がたくさん絡んでいる計算とかはかさばりますから、もうたいへんストレスですよね。そして、その状況ではどうしても計算を端折ってしまいます。途中式を飛ばしてしまうのです。そして、案の定ミスをしてしまうのです。これについては誰しも経験があることでしょう。しかし、この狭い余白に計算をさせるようなことが適切なのでしょうか。わざとミスを誘っているように思いますし、狭い空間を使う力も試しているのかとさえ思うときがあります。同時に意地悪だなとも思います。紙がもったいないということを理由に挙げる先生もいるかもしれません。でも、無駄なものではないですからもったいないというのは有り得ない考えです。もしかして、そんなことも分からないくらいのぼんくらなのでしょうか。いやあ、そんな先生はさすがにおられないでしょう。恐らくこれも慣例なのでしょうね。「今までもそうだから今回もそう。次回もそうする。」という具合にね。多分、こういうことが多いのですよ。そして、誰も切り込めないのですよね。これで途中式の重要性を語っているのですから、笑いますよ。

 まあ、計算用紙無しでテストをするのなら、日ごろから狭いところに計算練習をさせておくべきですし、小さい文字を書く訓練も必要でしょう。それであれば筋が通っているのですけどね。

 ちなみに、入学試験の問題用紙はたいへんたくさんの余白があります。私立の学校によっては驚くほどの空間が与えられている問題用紙もあります。もはや、「余白」ではなくれっきとした計算空間なのですよ。

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