TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

公と私

意外と分かっていない「公と私」

 公私混同する人って付き合いにくいですし、まあ、嫌われますよね。よっぽどの仲になっても公私のルーズな人は御免です。しかし、大人でも公私の境があいまいな人も多いですし、特に政治家なんか自分が公人であるというこを忘れ公私の境界がたいへんいい加減になっていますよね。もうめちゃくちゃです。

 さて、公と私を理解し認識するのはいつからでしょうか。実は結構小さいうちから、この感覚は教えられています。しかし、この教育がどうも徹底されているようには思えないです。中学生くらいだとわかっていない生徒が非常に多いですよね。単純に「自分の物かみんなの物か」程度のことはさすがにわかるのですが、抽象的なことになるとわかっているとは思えないのです。授業中の私語だとか自習室の私語というのがその最たるものですね。例えば「私語厳禁」と注意を受けていても、「私語」とは何かをわかっていないのですよ。授業に関係のない発言はすべて私語ですし、全員が知る必要のない情報は私語です。勉強に関係していても特定の生徒にしか関係のない言葉は私語なのですよ。中学生以上になれば、そういったことをしっかりと認識できるようになって欲しいですし、この公私の感覚が人を思いやり、気遣いができる感覚につながるのですよ。ですから、しっかりと認識させてなければならないのですよ。

公の中に私、私の中に公

 基本的に家庭は「私」ですが、家庭から一歩でも踏み出せば、「公」が広がっています。しかし、学校のクラスや小さなグループは「公」でありながら、仲良くなると「私」的な部分も出てきます。完全に「公」ではなくなる場面があるのですよ。このへんが難しいのです。当然、人によっても感じ方はそれぞれですからね。この曖昧なところでトラブルが起きるのです。「公」は「公」なのですが勘違いしてるのですよね。それで、ついつい雑な言動があったりするのです。一方、家庭は「私」ですが、家庭内にも「公」の部分もありますよね。一緒に暮らせば家族も社会ですからね、やはりそこには「公」があるのですよ。別に難しいことではないのですよ、ちゃんと教えれば理解できることです。

 ちなみに、人の話を聞かないで自分の話ばかりする人も「公私」の感覚がないと私は思っています。

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