TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

残念過ぎる

 先日、中3の女子生徒がある女子高のオープンキャンパスに参加して、体験授業を受けてきたのですよ。彼女に感想を尋ねたら、「あんまりよくなかった」と言うので、なぜかと尋ねると、「授業が全然わからなかった」と言うのですよ。びっくりしましたね。本当にありえない言葉が出てきたのですよ。普通、オープンキャンパスと言えば絶好の宣伝の機会ですよ。ある意味もっとも力を入れることが普通だと思うのですが、なんとその体験授業でおおこけするとはどういうことでしょうか。本当にわかりません。私は更にどんな先生かを尋ねると、生徒は「若い先生」と答えました。なるほど…これはベテランの先生が嫌がって若手に押し付けたな…そして何も指導せずにほったらかしたな...押し付けられた若手もやる気にはならないし、どうしていいかもわからないで、適当にやったんだろうな…と勝手に邪推してしまいました。

 どんな学校でも完璧な学校はありません。良いところもあれば悪いことろもありますよ。光が多く当たれば影も多くありますからね。恥ずかしい部分はどこにであるものです。しかしですね、この件に関しては話は別ですよね。私立の学校にとって募集というのは最も重要で難しく、エネルギーを注がなければならない部分です。経営側も現場の先生も事務職の人も一丸となって募集には専念しないといけないのですよ。その一番大事な募集の窓口となるところで下手を打ってしまうようでは、生徒指導も期待できません。生徒指導の最も重要な場面でも同じことが起きますからね。この学校はきっとまずい部分が多いですよ。そんな感じがします。

 オープンキャンパスって楽しく見せたり普段と違うことをやっていい学校を演出することに疑問を持つ人も多いですけど、それさえできない学校は話になりません。

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進学塾teTsu/奈良市富雄