TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

習い事よりも大事だと思うこと

 今更だけど、我々が子供のころと比べると今の子供はたいへん習い事が多い。3つ程の習い事を掛け持ちする子供は決して少なくない。最低でも何か一つはやっていようだ。子供の将来を思って習い事をさせるケースもあるだろうし、子供がやりたがるのでやらせているようなケースもあるだろう。時間と金が許すのなら、いろんなことを経験させるのはいいことだと思う。

 しかし、子供が幼いとき、特に就学前は習い事でがんじがらめにするよりも、親が一緒に遊ぶことの方が大事だと思う。一緒に遊んでいろんなことを教えてやるのである。休みの日は一日中一緒に遊んでいろいろなことを体験すればいい。子供がやりたいことも、子供がやりたくなくても、親の趣味や好みを押し付けてもいい。とにかく、子供を振り回せばいいのだ。そして、歌もたくさん聞いて歌って、アニメも一緒に見て、時には絵を描いたり、工作するのもいい、穴掘りするだけでもなかなか楽しいぞ。お店屋さんごっこも相当な楽しさがある。そして、いろいろなことを語ってやり、子供の言うことも聞いてやればいいのだ。こういったことを通して教えたいのは、まずは言葉である。どんどん、大人の言葉を与えていけばよい。自然に覚えてしまうものだ。そして、工夫の仕方。こどもは同じことばかりやりたがるが、工夫すれば楽しさが変化することを教えてやるのだ。そのうち、自ら工夫をするようになる。

 そんな感じで日々一緒に遊んでいると、子供の成長もよくわかるし、子供の良いところも悪いところも見えてくる。そういったことを踏まえてわが子をしっかりと理解した上で就学後の教育方針を検討すればいいのである。まあ、実際はそれどころではない忙しい人は多いだろうけど、わが子のことなのだから、無理するべきだと思う。

 ちなにみ、子供雑誌の付録を組み立てるのは恐ろしく大変である。これが相当な高度なレベルなのだ。子供には絶対無理。まあ、最初から親に作らせるつもりだろうが、かなりの忍耐力が要求さえれるのだ。でもね、完成した時の達成感は圧倒的だし、子供からはたっぷりと尊敬をしてもらえるという果実も待っている。

 

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