TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

ホンマでっか?

 私は何事も疑ってかかるので、見聞きをすることは基本的に疑っている。最近、特に思ったのが、「子供にやらせたい習い事No.1はプログラミング」という文言だ。教材会社の営業の方が持ってきた資料に書いてあったのだが、どうも胡散臭い。特に、営業ツールだから営業に都合のよいデータや資料を持ってくるのは明らかだから尚更胡散臭く思う。そりゃ、プログラミングはマスコミで話題にはなっているし、世間話のネタにもなっている。しかし、多くの人が「プログラミングって何?」と思っているはず。ほとんどの人はプログラミングということばを聞いたことがある程度で、どういうものか、何に役立つのかはほとんど分かっていない。「まあ、コンピューターに関することやろな」程度の認識しかないはずだ。そんなどういうものかも分からないものを習わせたいと思うのだろうか…ちょっと、無理があるというか、我が子にさせたい習い事とは思わないだろう。資料には棒グラフもついており「◯◯◯研究所調べ」とは書いてあるが、それがどれほどの権威があるのかはわからなしい、グラフの度数を読み取るとわずか200人程度の調査である。そんな小さい調査でNo.1と言い切るのは強引すぎるし、そんな粗末なデータで騙そうとしているセコさが終わっていると思う。まあ、バカにしてるといっても言いすぎではない。

 他にも普段よく思うことが、「経済効果は◯◯億円と試算」とかいうやつ。何か新しいことや大きなイベントごとがあると必ず、この試算が発表される。どこかの◯◯総研だとか偉い経済学者さんが試算しているようだが、どんなデータを用いどんな手法で計算されたのかは我々は知らない。だから正しいのかもおかしいのかも何ともいえない。まあ、専門家の言うことだからそうだろうとは思わされているのだ。予想はともかく実際はどうだったのかは検証されていない。(発表されてないだけかもしれいけど)だから、これも「ホンマでっか」なのである。だいたい、この経済効果の試算を発表する必要があるのか?まあ、イベントを運営する側に試算は必要であろう。でも、一般の人々に知らせる必要はないようにも思える。ただ単に、経済が好転するかもしれないという淡い希望を抱かせるだけのものでしかないと思う。なんか無責任である。

 話は変わるが、天気予報を見ていて、「折りたたみの傘を持っていった方が良いでしょう」というアドバイスをよく聞くのだが、なんというおせっかいだろうか。傘をどうするのかは天気予報を聞いた個人の判断である。わざわざ言うことではないのである。天気予報だからデータに基づく専門家としての情報を伝えればいのである。傘をどうこうは専門家のコメントではない。

 なんか後半は酔っぱらって愚痴っている親父みたいで、話の筋がぐちゃぐちゃですね。まあこういう時もあります。こういうことを書いていると面倒くさい人だとと思われますが、全く気にしません。個人で塾をやっている人など面倒くさいに決まってますからね。