TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

中1は目の前でやらせてみないと怖いわ

 勉強の仕方や手順を授業中に教えて、場合によっては説明だけではなくて、実際にやらせてみて、「この順番でこの方法でやりなさい」と言っているですが、そんなことはきれいに忘れてしまい、独自の方法で勉強を進めてしまう生徒がこの時期の中1には多いですね。そして、大失敗をしてしまってあたふたする場面がよくあります。もちろん、失敗から学ぶことも大事なのですが、誰もが失敗から学べるわけではないのですよ。あるレベルの学力や意識に達しないと、それは無理なのですよ。だから、この時期に中1の失敗は小さくしておくべきだと思っています。

 さて、先日、私の目の前で英単語を練習させてみたのですが、やっぱりいい加減な生徒がいましたね。私が単語練習の際に口うるさく言っているのが、「3回~5回ほど書いたらお手本と照合しなさい」ということです。たくさん書いている間にスペルが変化することがありますよね。雑な男子に多く見られますが、aがuに変わったり、nがhに変わっていまうのですよ。私が注意するまで気が付いていないのです。だいたい、こういう生徒は覚えるのことではなく早く終わらせることを目標にしてしまいますからね。

 そして、単語練習で、もう一つ気になるのが、練習の回数です。本当の最初の方だけ個数は指定するのですが、本当に最初だけです。基本的には覚えるまで練習するべきですから、単語によって練習回数などバラバラでいいのですよ。5回で覚えたらそれでいいし、30回でも覚えられなければ、それ以上書けばいいのですからね。こういうことも何度も伝えているのですが、練習の様子を見ているとどの単語も同じ回数で練習する生徒が多いのですよね。Mrとかhiとか1行も書くことないですよ。でも、根がまじめなのでしょうね、びしっと1行書いている生徒がいるのです。わずかな時間ですけど、無駄は無駄ですからね。指導することになります。ちなみに、学校の先生は回数指定の練習をさせたがる人がいて困るのですよ。中1ならまだしも中2に対してそのような宿題を課してますからね。素人のような指導にあきれます。

 ということですから、この時期の中1は教えたことや指導したことがどれほど再現できるかを確認することは大変重要なのです。もちろん、問題を解く様子を見るのも同じことです。とにかく、生徒のやることをしっかりと見ることが何よりも重要ということです。

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