TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

叱り方のポイント

 子供を叱るのは難しいものです。なかなか叱れない方、叱り方に迷っていおられる方、叱りすぎて後悔している方もおられるでしょう。特にはじめての子供の場合は正直なところどうするべきかわからないものです。僭越ながら私も親の立場でありますので、叱り方のポイントをいくつか挙げたいと思います。(以前にも書いた記憶がありますが、そういうブログですから気にしないでください)

 

いろいろありますが、大切なのは次の10項目ですね。

 ①その場ですぐ叱る

 ②だらだらと叱らない

 ③なぜ叱られているかを明確に

 ④フォロー役を決めておく

 ⑤傷をつけない

 ⑥蒸し返さない

 ⑦いつまでも引きずらない

 ⑧他人と比較しない

 ⑨袋叩きにしない

 ⑩恥をかかさない

 

項目ごとに解説を加えます。

①その場ですぐに叱る

子供が幼いときには特に重要です。しばらく経ってから叱ると、ピンぼけします

 

②だらだらと叱らない

1時間も2時間も叱られたら、子供はたまったものではありません。しかし、短すぎると子供は反省しません。子供の様子をみて適切な時間を設定しましょう。しかし重大な問題のときは長く時間を取るべきだと思います。

 

③なぜ叱られているかを明確に

意外に盲点となっているかもしれません。親が冷静さを失い叱る論点がそれてしまう場合があるのです。こうなると、子供はしらけます。冷静に。

 

④フォロー役を決めておく

これは大事ですよね。特に厳しく叱るときには、子供を追い詰め逃げ道をなくす場合もありますからね。母が叱れば、父或いは祖父母にフォロー役を頼みましょう。普段から役割分担ができているのが理想ですね。あと、伝家の宝刀のような存在も大事ですよ。

 

⑤傷をついけない

当然ですけど、意外にデリカシーの無い親がいますよね。アホとかバカを言いすぎてしまったり、言ってはいけないことを言ってしまうこともあります。親子でも一線を超えてはいけません。これで親子関係が崩れるケースもあるのです。

 

⑥蒸し返さない

これは多いですよね。「この前も◯◯だった…」という具合に叱っているうちにどんどん過去のことを思い出して、ダラダラと叱り続けてしまう最悪のパターンです。

 

⑦いつまでも引きずらない

叱った後はお互い気まずいものです。ギクシャクした関係が続きますが、これは親のほうがうまく切り替えてやるべきですよ。さすがに、叱った当日は無理かもしれませが、翌日、明るく「おはよう」と言って、リセットをしてやるのがベストですね。

 

⑧他人と比較しない

特にきょうだいや友達との比較はアウトですよね。さすがにこのあたりは心得ておられると思いますが、自分と比較してしまうケースは多いでしょう。「お母さんはこれくらい簡単にできた」みたいな比較です。これも子供はものすごく嫌います。

 

⑨袋叩きにしない

母に叱られ、父に叱られ、兄や姉に叱られ…次々と叱られるようなことはないでしょうか。これは最悪ですよ。いくら本人が悪くてもね。特に兄や姉が入ってくるのは止めるべきです。

 

⑩恥をかかさない

基本的に人前で叱らないのが原則です。いくら身内でも、弟や妹、年少のいとこなどがいる前では叱らないほうがいいですよね。兄や姉としての立場を失ってしまいますからね。これは危険なことなのです。

 

 

 大切なことは冷静であることなのです。感情的になりながらも冷静さを失ってはいけないのです。叱る場面は突然に現れるものですが、普段から叱り方を研究し作戦を練っておく必要があります。そすると、冷静に対処できますし、大失敗を防げると思います。

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