TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

忙しいことは良いこと

 入試が終わったので忙しい時期は一段落ですが、ある程度忙しい方が緊張感があって良いし、実は忙しいときの方が物事を多く考えています。忙しいとうことは入ってくる情報が多いのです。その情報に基いて考えて行動することで、また新たな情報が入ってきます。そうするとまた考えます。その繰り返しの中でいろんなことを思い、いろんなことが頭に浮かんできます。また、直面する様々なことに対処するために新しいアイディアを思いついたり、良い手法に気がつくことも多いです。もちろん、時間の使い方も考えますから、工夫をしますよね。どうでも良いことを排除して効率的に生活できるようにもなります。もちろん、何事も「過ぎる」はいけませんけどね。

 大人でさえこんな有様ですからね。子どもなら尚更ですよね。ふんだんに時間があっても勉強をするわけではありませんし、暇だと入ってくる情報も少ないですから、成長は鈍ります。時間の使い方など覚えるわけがないのですよね。ダラダラして下手すると堕落を覚えてしまう危険性さえあるのですよ。ですから私は最近長過ぎる夏休みに対して疑問を持っているくらいです。

 小学生の間はゆっくりさせたいという考えの保護者も多くおられます。もっとゆとりを持って教育するべきだという意見もあります。確かに否定はしませんが、ゆっくりとしたゆとりの状態で子どもを成長させるのは実は相当に難しいことであり、大人がきっちりと面倒が見れる環境が必要なのですよね。

 

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進学塾teTsu/奈良市富雄/とりみ通り/高校受験/小5~中3