TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

lとrの問題

 昨日、libraryのスペルを間違えて中1の生徒が、「ホンマにlとrはややこしいな、何かいい方法は無いのかな?」と言いました。そうですよね、日本人にとってはこの問題は簡単ではありません。誰もが勘違いや思い込んで間違えた経験をお持ちだと思います。

 さて、この生徒の発言は大事ですよね。勉強ができるようになるためには本当に必要な姿勢なのですよ。まず、ややこしいことをそのまま受け入れるのではなく、区別するための良い方法があるかもしれないと思ったこと。そして、その思いを言葉で表現し、解決方法を探そうとしたことこです。

「このややこしさから逃れたい…」

「同じような失敗をするのは嫌だ…」

「楽な方法があるのならそれを使って楽したい…」

などと、多分この生徒は短い間にいろいろなことを考えたのですよ。

そして、ポロッと口からでたのです。

そうすると、それを聞いた私が「良いことを言ってくれました…」と説明をしてあげたのですよ。ちょうど一度説明したいと思っていたのでちょうど良かったですね。

 

 この生徒は中1ですからまだまだ「できる」とは言えませんが、きっちりと学習をしていけば、今後大きく伸びる可能性があります。できる生徒は楽をしても成果は落としません。いやむしろ成果をげてくるものです。しかし、最初から「その楽」を教えてもらってもダメなのです。一度苦労したり、困った経験があるからこそ「その楽な方法」も意味を持ってくるものだと思いますけどね。

 

 ちなみに、New CrwonではBOOK1のL6くらいでlibraryが登場しますけど、直ぐにスペルを覚えれる生徒はかなり優秀ですよ。この「l」と「r」の、問題をクリアしても、「b」の後ろに母音を書いてしまうというミスをしでかす可能性がありますからね。ホントに中1にとっては結構な難易度の単語なのです。この問題についての解決はやっぱり発音ですよ。「l」「r」の発音を正確に理解すること、母音と子音の関係を理解することが何よりも大事なのですよ。時間はかかりますが、身につけば一生の宝になりますよ。そんなことを説明してあげました。

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