TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

質問の順番が回ってこない…

 これから入試が終わるまでは生徒の質問数が驚くほど増えます。赤本を始めると難易度が上がるので、当然のことであります。というのも、赤本の解説は適当過ぎるからどうしても先生に頼らなければならないのです。

 さて、それはいいのですが、大きな塾ではこの質問をめぐって毎年のようにトラブルが起きています。言うまでもなく、なかなか順番が回ってこないということなのです。質問が多い教科は圧倒的に数学や理科ですね。ですから一問にかかる時間が長くなるので英語の質問なんかと比べると結構な時間がかかるのです。通常、大きな塾は質問予約用紙を用意して、生徒は質問内容にその予約用紙に記入しておきます。それを見た担当の先生が質問のある生徒を呼んで質問対応をします。そんな感じで対応するのがおそらく一般的だと思うのですが、大きな塾は生徒が多いですが、それに対する先生は少ないのです。少なすぎるのです。一人あたり60~80名以上を担当しているのは普通でしょうね。もっと多いケースもあるかもしれません。それでは、なかなか順番が回ってくるはずがありません。先生一人当たりの生徒数が多すぎるのですよ。ですから、気の効いた塾なら本部が手配して、質問対応をできるスタッフを配置したり、また校長や教室長の裁量で同じような対応をとるのですが、そんな気の効いた塾ばかりではありません。本部は現場の苦労は知らないですし、教室長は若すぎてそんな器量も無いという塾が今では多いでしょうね。その点、小さな塾では質問で必要以上に待たされたり、イライラする事はありませんよ。

 

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冬期講習会はまだいけますよ。