TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

総合の授業について

 小学生の総合の授業の狙いは、高学年らしく視野を広げ、様々なものに興味をもってもらうことである。だから自然と社会科的な内容を取り上げることが多くなる。しかし、学校の授業で扱うような内容や、教科書に載っているような内容、あるいは中学内容を単純に先取りするような内容では面白くもなんともないし、そんな授業はわざわざしたくもない。というわけで自分なりの視点で独自の授業を組み立てている。この数回は世界へ目を向けた授業をしているが、「世界の国名と首都名を覚えよう」なんてことを言ってしまうと普通の授業になってしまう。そこで私が総合の授業で扱っているのは、①国旗の色と意味、②世界の物価、③国別人口、平均寿命、乳児死亡率、識字率という具合である。インパクトも興味もばっちりである。(当然、この数字の裏側にあるものを考えてもらいます。一方的に情報伝達をするような授業ではありません)もちろん新しい世界への扉が開くのである。この言葉を知るだけでも、世の中の見方は変わるし、こういう知識を積み重ねられれば、大人の思考に近づくことできるのである。それにしても「乳児死亡率」や「識字率」という言葉やその意味を知っている小学生もまずいないだろう。(笑)

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