TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

親を簡単に使う生徒

 忘れものをしたときに、電話をして親に届けさせる生徒がいます。忘れた宿題やテキストを持ってこさせるのですよ。さて、これって当たり前のことでしょうか?親もたいへん忙しいですよね。特に子供が塾にいる時間帯は何かとドタバタしているものです。では、親が暇なら許されるのでしょうか?忘れ物は誰が悪いのでしょうか?もし、その忘れ物が親のせいであればまあ、100歩譲って良しとしましょう。しかし、そんな親が悪い忘れ物はほとんどありません。たいてい忘れ物の原因は生徒自身にあります。だから忘れたのは生徒本人が悪いのです。親には責任はありません。ですから、親がわざわざ届けてやることもないのです。しかし、子供が困って電話してくるとどうしても対応せざるを得ません。これも親心ですよね。もちろんわかります。しかし、応じる必要はありません。(特殊な事情のときはは除きます)子供のためにはなりません、忘れたら正直に先生に報告し、きっちりと叱られて指導を受けてから指示に従えばいいのです。

 今の子供は満たされていますから、全てが当たり前のように思っている人も多いですね。そして、親は常に自分のために動いてくれるものと思っている人も多いですね。たしかに、親は子供に協力しサポートをするもです。しかし、忘れもを届けるのはその協力やサポートには値しません。自分がしっかりとすれば済む問題ですからね。忘れものをしないようにすればいいのですよ。子供自身が未熟であるため、独力ではできないことに関しては親はサポートをするべきなのです。まあ、いろいろな意見があることだと思いますが、父の方はこういう考え方に近い人が多いように思います。

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