TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

New Crown Book1の変な難しさ

New Crown Book1のレッスン8、9で

なんと、以下の表現がいっぺんに登場するが、これは本当にややこしい。

・have a good time:楽しく過ごす

・enjoy~:~を楽しむ

・have fun:楽しい

・be fun:楽しい

 中1のこの時期にこれらをきっちりと理解して使い分けるのは、教えられなければほぼ不可能だろう。たぶんトップレベルの生徒でも厳しいだろうし、高校生でもきっちりと理解している生徒は限られるだろう。教科書のレベルを上げることは大事だが、この時期の中1にはこういう難しさは不要だ。こういうレベルの分類をさせたいのでれば、look at, see, watchの違いやsay, talk, tell, speak,の違いを意識して使い分けができるように教科書をまとめるべきだと思う。(接続詞、疑問詞、助動詞なども小出しにするのは好きではない…塾的発想だと思うけど)検定教科書は全体的には上手いこと作ってあるのだが、若干ピントがずれていると思うことはいくつもある。まあ、現場の感覚や実際の生徒の力を理解していないということだろう。4月から新しい教科書に改訂されるが、これらの点が改善されてることを望む。

 さて、私は今日の中1の授業では3つの「見る」の使い分けと「楽しむ・楽しい」系の表現の違いをきっちりと解説してあげたのでうちの生徒は大丈夫だろう。(しばらくしたら復習は不可欠ですが…)でも、こういう単語レベルの解説ってカリキュラムがガチガチの塾では十分になされない。本来はカリキュラムに入れるべきことなのだけど…

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