TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

教科書の名前

 少し前にも書いたけど、中学校の教科書が改訂される。今回は小変更だが、何がどう変わるのかは気になるところである。きっと良くなると思うのだが、果たして期待通りかどうか…。面倒なのは、準拠教材も改訂されることと、自分がせっせと作ったオリジナル教材が合わなくなることである。全く使えなくなるというわけではないが、オリジナル教材も改訂しないといけない。私は教材を作るのは嫌いではないのだが、一度作ったものを改定するのは面倒である。一部を変更すると全体のバランスが狂ってしまうこともあり、結構面倒なのである。いっそのこと一から作った方が楽なのである。

 さて、この教科書についてはいろいろと思うことがある。どうでもいいことだが、書いてみる。

 なぜか英語の教科書には個性的な名前がついている。例えば「New Crown /三省堂」「New Horizon/東京書籍」「New Sunshine/開隆堂 」などである。他にもいろいろあるが、全国的にもメインはこの3冊のようだ。ちなみに、私が中学生の頃は開隆堂は「New Prince」という名前の本を出していた。(だいぶと昔です)しかし、こういう個性的な名前が与えられているのは、なぜか英語だけである。他の教科は普通に、「新しい数学」「現代の国語」「中学地理」と言う具合である。まあ、別にいいですけど、教科書ですから余計なものはいらないのですが、英語と比べるとね、なんか味気ないですよね。英語も「新しい英語」であれば気にもならないのですが…。そんな中、少し変化が見られるのは理科の教科書、理科の教科書と言えば啓林館!そのシェアは圧倒的!その啓林館が出している中学の理科の教科書には「未来へひろがるサイエンス」と書いていある。「理科」とは書いていない。そして、英語でも「science」と書いてある。英語で書けばいいというものではないが、イメージが随分と違うものである。決して悪いものではない。(ちなみに、啓林館のHPでは教科書の著者のメッセージが聴けます。これもすごい!熱心な先生しか聞かないでしょうが…)

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 何でも名前というのは大事である。個性的な名前がついていると他社との区別も容易だし、上手くいけば名前が独り歩きしてくれるのだ。実際にそれまで無名だった品物が名前が変わるだけで爆発的に売れたとう話もよく聞くし。だから、英語だけでなく他の教科も個性的で愛着のわく名前を付ければ注目度も上がりいいかもしれないと思ったのである。ホンマにどうでもいい話です。入試直前に言うことではありません。