先日の日曜日のことである。中間考査直前だったので朝から夕方まで対策授業であった。残念ならが、開始時刻になっても中3が全員そろわなかったので、少し待っていると5分ほどして、ある男子生徒がが、「遅れてすみません」と申し訳なさそうな顔をして入ってきた。
明らかに寝起きの顔なので、
「〇〇君、何時に起きた?」
と私が尋ねると、
「くっ、ははは、八時半です」
とその生徒が答えた。
「ちょっと待て、9時やな、嘘をつくな。嘘をついても遅刻は遅刻だ」
と、遅刻したことよりも、嘘をついたことに対して厳しく指導されることになった。
まあ、嘘はよくないが簡単にばれてしまうところがかわいくて、憎みきれない。
さて、子供は嘘をつくものである。大なり小なり嘘をつく。自分を弁護するために、自分を正当化するために、必死になることも珍しくない。完全な嘘でなくても、少し事実を歪曲したり、話をたいそうに盛ったりすることもしばしばだろう。まあ、これも成長過程に必要なことだと思う。そういう経験を通していろんなことを学べばよい。しかし、子供に接する大人としては、悪意のあるもの、たちの悪いものは徹底的に指導しないといけないし、慢性化しないように注意すべきである。どんな小さい嘘でも見過ごしてはいけないし、いい加減に対応してはいけなのである。忙しいとついつい見過ごしがちだが、これだけは譲ってはいけない。
中間考査対策後半戦に入りましたね。
あと1週間がんばろう。
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